日焼け止め:使い方Q&A 専門家、メーカーに聞く

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 日差しが強まる季節。紫外線から肌を守る日焼け止め(サンスクリーン)は、今やレジャーだけでなく、日常生活にも欠かせない。一方で、使い方や商品選びには分かりにくい点も多い。専門医やメーカーに聞いた。【田村佳子】
店頭には多種多様な日焼け止めが並ぶ=神奈川県川崎市のコクミンドラッグアゼリア店で
店頭には多種多様な日焼け止めが並ぶ=神奈川県川崎市のコクミンドラッグアゼリア店で

 Q・塗る量は?

 A・最近の日焼け止めは使用感が良く、さらっと伸びるものが多い。半面、伸ばしすぎて、塗布量が少なくなりがちだ。

 製品に表示されたSPFやPAの値は、肌1平方センチ当たり2ミリグラムを塗った時のUV(紫外線)防止効果。目安は、腕なら縦に2、3本の線状に置いた量で、脚なら3、4本程度。顔は1円玉大の2個分と、意外に多い。東京慈恵医大付属第三病院の皮膚科診療部長、上出良一医師は「一般的にはSPF表示の規定量の2分の1~3分の1しか塗られていない」と指摘する。
日焼け止めクリームの塗り方
日焼け止めクリームの塗り方

 半分の量しか塗らないと、防止効果は表示の約3分の1に落ち、特に、数値の大きいものほど効果の落ち方も大きいという。「必ずしも規定量を塗る必要はないが、薄めに塗るなら、UV防御効果を過信しないこと」と上出医師は話す。
日焼け止めクリームの塗り方
日焼け止めクリームの塗り方

 Q・塗り直しは?

 A・きちんとUV防御するには、塗り直しが重要になる。日焼け止めは、汗で落ちやすいのが弱点。防水タイプのウオータープルーフでも、こすれて落ちてしまう。2~3時間ごとに塗り直すのが理想だが、特にタオルなどで汗をふいた時は、塗り直した方がいい。

 顔の場合は、UV効果のある下地などで日焼けを防ぐのが一般的だが、化粧を落としてまで塗り直すかは悩みどころ。カネボウ化粧品スキンケア研究所の松江浩二・主任研究員は「そもそも化粧が落ちないように顔に触らない人が多く、他の個所より落ちにくい。ファンデーションを塗り直せば日焼け止め効果としてはOK」と話す。

 Q・落とし方は?

 A・「SPF50+」など強い日焼け止めやウオータープルーフタイプは、せっけんでは落ちにくい。コーセー広報課の橋本美佳さんは「きちんと落とさないと目に見えない膜が肌に蓄積するので、注意して」と呼びかける。

 クレンジング剤が必要なものは製品の裏などに表記があるのでそれに従うとよい。橋本さんは「日常使いなら強力なものを選ばず、せっけんで落ちる程度の日焼け止めを使うのもポイント」と話す。

 Q・何年も使える?

 A・日焼け止めは消費期限などの表示がない商品がほとんど。前年の余りも使えるのだろうか。上出医師は「レジャー用の日焼け止めは暑い場所に持っていくので変性しやすい。基本的に1シーズンものと考えるべきだ」という。

 資生堂で日焼け止め製品を担当する須貝展子さんは「翌年以降でも日焼け止め効果は落ちないが、液が劣化することがある」と話す。翌年に持ち越す場合は、酸化を防ぐためボトルの口元をしっかりふいて、日光の当たらない場所で保管しておく。「油っぽくなったり、水が出るのが劣化のサイン。よく見極めて判断して」と須貝さんは話す。

 

※毎日新聞 2010年6月29日 東京朝刊

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このページは、caaが2010年8月 7日 16:45に書いたブログ記事です。

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